ホームベーカリーマニア

北海道ニセコの山荘で朝食にホームベーカリーで焼きたてのパンを提供!
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はじめに
HBの用途
HBの構造
一口メモ
ナショナル:SD-BT103
MK:HBH917
MK:HBH916
ナショナル:SD-BT7
ナショナル:SD-BT100
フナイ:FAB-87
サンヨー:SPM-B1
ブラザー:HBH101
ツインバード:PY-D537
PCM:2.5LB
春よ恋
ハルユタカ
ライ麦全粒粉
イースト
ブログ
SD-BT103の問題点
レシピ
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色々とHBの評判や好みがあると思いますが、とりあえず自分で使ってみたHBを
ご紹介したいと思います。あくまで個人の感覚ですので違いはあると思います。

ナショナル:SD-BT103、1斤、ミックス物自動投入、天然酵母対応、ヤフオクで中古購入。

・味
ふっくらモチモチ感の柔らかさが特徴ですね、古いナショナルの機種とは焼き上がり感が違うようです。
ナショナルといえばサクサクの皮というイメージでしたが、昔のナショナルと比べるとこれはかなり柔らかです(MK917とかに近い)。
ただ、練りが以前のタイプより弱くなったような仕上がりが感じられます。
たしかに前機種の102の方が美味しいという意見を聞いたことがあるので、もしかしたらネリのプログラムに関係するのか、焼く時の温度なのか判りません。

・音
めちゃくちゃ静かです、安いアパートで早朝タイマー利用でもきっと大丈夫だと思います。気分的には他社の半分以下の音量と感じます。

・操作系
この辺の作りはさすがにナショナルです、最新機では無いですが非常に判りやすく使えると思います。タイマーや動作中でも良くわかる液晶表示がすごく良いです。時計での仕上がり予定が判るのは本当に便利。


・パンケース
しっかりしております、厚みもあり中央部までしっかりと焼きそうです。シャフト部のシール付近から材料が漏れ落ちる事があるようですがこれは仕様のようです。テフロンコーティングも他社とは格が違うかも。

・その他
この103はオークションで「イーストが完全に綺麗に投入できない」との事でジャンク扱いでした。これと同じトラブルをネットでたまに聞いたことがありますので多々発生しているかもしれません(オークションでリサイクル屋さんが出しています)。

イーストの投入トラブルを突き止めようと、投入口の機構部品をチェック。ガタも少なかったのだが、湿気を含んだ残留イーストが粘着力を出していて投入口付近に付着しております、これがダマになって落ちにくかったのかな?一応コントロール基板まで見ましたが大きな問題は感じられません、イーストやミックス投入動作には電磁ソレノイドの棒が押してフタが落ちる設計になっておりますので、ソレノイドはそんなに壊れないから投入口の栓周辺が怪しいと思っています。

参考:SD-BT103のイースト不完全投入(投入不足、残量大)について。




MK精工:HBH917、1.5斤、天然酵母対応、ヨーグルト製造機能付き、ネット通販にて購入11000円送料込

・味
ウチの奥さんや女性のお客さんにはモチモチ感とふっくら感が好評なMK。
上蓋に窓があるのと比較的薄く作られており、外気温の影響を受けやすいと思う。そのためか仕上がりパンの上部は柔らかい薄めの皮になり、日本人が好きそうな仕上がりです。
翌日のパンも美味しく食べれますので、今のところこの機種が味ではtopです。

・音
筐体内部の板材共振やモーター駆動部の高めの周波数のためか大きな音に感じます。1フロアのマンションやアパートだとちと辛いかも。どちらかというと2F建ての家がオススメ。

・操作系
シートスイッチとLCD表示になります。なんとなく液晶部分は一般部品の流用に感じられます(判りにくい)、調理コースとパンサイズの再確認がタイマー駆動中に出来ないのでやや心配のときがあります。せめてコースの表示説明部分にLEDでも付けてくれればよかったのですが(LEDなんて10個くらい付けてもそんなにコストアップしないでしょ)。
あとミックスコールの音量を可変できるようにして欲しかったですね。

・パンケース
アルミのプレス成型にテフロン加工している感じで、安っぽいです。ヤケやテフロン剥がれが起きそうで、ナッツ類を入れたりしたら早めにやられそうかも。保守部品で買うとけっこう高いそうですよ。

・その他
寒い所(北海道なんでけっこう寒いんですよ)に置いて作った時があったのですが、大きくならず、上部がつぶれた感じで出来た時がありました。やはり上部と下部の温度差が影響するのかな?
ACコードが簡易グロメットで留めているだけだったりして、やはり家電屋さんでは無い設計を感じます。洗車機のコントロールパネルみたいで、割り切った...設計なのかな。たぶん安い1チップマイコンで動いているんでしょうね。

MKといえば、僕が昔「タツノメカトロニクス」なんていう会社で回路屋だったのですが、MKさんは部門的にライバル会社でした。そこがHB作ってるなんてちょっと嬉しい気持ちであります、担当者はHB好きなんでしょうね。



MK精工:HBH916、1.5斤、天然酵母対応、焼き芋機能付き、オークション中古購入5100円
・味
基本的には916と同じ感じですが、やや917のほうが丁寧な制御のような気がします。
写真は水の変わりにビールを入れて、全粒粉も多めに入れたパンです。
まあまあのコネではないでしょうか。

・音
917と同じ。

・操作系
917と同じ

・パンケース
917と同じものです。

・その他
オマケ程度にしか思っていなかった焼き芋が美味しい!
焼き上げの時間がけっこうかかるので、電気代が気になりますけど(笑)

ナショナル:SD-BT7、1+1斤、古い機種。ヤフオクで購入6000円

・味
古い機種ですがナショナルのこだわりでしっかりと上部まで焼いてくれます。パン下部の耳部分はまるでクッキーのように焼けます。よくMKと比較されますがこれはあくまで好みの問題で、全粒粉やライ麦入りとかだとコチラのほうが良いかもしれません。朝食に焼きたてをすぐ食べる用途ならナショナルかな。

・音
しっかり家電の範疇です(笑)。他社から比べるとびっくりするほど静かです。家が狭い人やアパートで朝までタイマー調理する人なら十分考えたい部分ですね。MK派の方がイースト投入時のバタンという音がでかいと指摘されますが、こねる時の音に比べたらまったく無問題かと思います。

・操作系
シートスイッチとLCD表示になります。液晶部分もちゃんと型を起こしてますので判り易いです。

・パンケース
しっかりしております、厚みもあり中央部までしっかりと焼きそうです。シャフトの部分やシール部もしっかりと作られております。この頃はコネ羽が折れる構造になっており、まさにバブルな時代を感じさせます。現行機にこのコネ羽を付ける方も居るようです。

・その他
イースト投入口があるのはタイマー利用者にはほんと便利です。この機能が無い機械は、材料を入れるときにイーストが濡れないように山状に粉を盛り、最後にイーストをそっと乗せるのですがナショナルに慣れるとけっこう面倒です。
なんとACコードがちゃんとリールで引き込まれます!まさに家電しております。
中古で購入したときから、上部イースト投入口のカバーがありませんでしたので、ナショナルに部品を頼んだら...すでにこの機種の部品類が無いとのこと。やはりナショナルは廃品にするのが早すぎです。だから高価な物は買えないのですよ。オークションで中古品を買う人はBT-100以降の機種が良いかと思います。


ナショナル:SD-BT100、1斤、やや古い機種。ヤフオクでジャンク品として購入810円自己修理。

・味
上記BT7をやや柔らかくした近い仕上がり、当時のナショナルはしっかりと焼くことをモットーとしていたのでしょう。
個人的には好きな感触です、最近のふわふわパンの機種に慣れている方も是非、BT100-102を入手されてみては?

・音
さすがナショナル、伝統的に静かです(高い音が少ない)、分解時に防音材とかは無かったので、モーター等総合的に静かにできたようです。

・操作系
シートスイッチとLCD表示になります。液晶部分もちゃんと型を起こしてますので判り易いです。


・パンケース
回転部軸受けが壊れていました。
詳細は以下のページで
http://www.niseko.info/hb/pan3.htm

・その他
BT100からコストダウン路線が始まったようです。他社と同じ1枚フタなのですが、高温で焼くため排気口付近は茶色く焼けております。
ちょっと怖いくらいな色です。



HBをネットで探してみてください、値段の違いがあると思います


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